馬場馬術
近年日本最高齢のオリンピック選手の出場等で話題を呼んだ馬場馬術は、英語ではドレッサージュと呼ばれ、ヨーロッパの長い乗馬技術の研鑽から生まれた競技です。
元々は軍用として実用されていた馬たちを、強くバランスのとれた体にトレーニングし、従順で丈夫で故障の少ない馬に調教するために発達しました。ドレッサージュという言葉も、「磨き上げる」という意味からきています。
競技としての馬場馬術は、定められた馬場とコースの中で、馬の動きの正確さと美しさを10点満点の中で採点し、競います。競技はその難易度によって、「第1課目」から「グランプリ」までの各課目が設けられています。美しさを競う競技でもあるため「キュアー」といわれる音楽を用いた自由演技などもあり、芸術性も採点の要素となります。出場する選手は決まった正装を義務付けられ、馬も美麗に手入れをされてたてがみなどももきれいに揃え、編込などをして着飾ります。
美しさを競う競技のためか女性に人気が高く、障害飛越よりも落馬等のリスクが少ないために最近では高齢のライダーにも人気です。パロミノ・ポニークラブでは馬場馬術に取り組む方のために「ドレサージュクリニック」など、少人数の充実したレッスンを用意しています。